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2021年度介護報酬改訂改定に向けて~社会保障審議会・介護給付費分科会より~

リハビリ、栄養、口腔の連携を重視

厚生労働省が6/25、社会保障審議会・介護給付分科会を開き、2021年度介護報酬改定における横断的な検討テーマについて議論されたようです。

厚労省が期待するのは、自立支援・重度化防止のためのサービス間の連携を促す仕組みづくり。重度化による介護保険の支出増を抑えるためには、最もな狙いですよね。

リハビリテーション・機能訓練と栄養管理、口腔管理の三位一体の運用を行うことで重度化防止を行うのが狙いのようです。

次期改定の横断テーマとして挙がっているのが、①地域包括ケアシステムの推進、②自立支援・重度化防止の推進、③介護人材の確保・介護現場の革新」、④制度の安定性・持続可能性の確保の4点。
この中でも、②自立支・重度化防止の推進については、科学的裏付けに基づく介護を推進する仕組みの形成や介護サービスのアウトカム評価などが論点として提示されたよう。

②の施策として、リハビリ・機能訓練、栄養管理、口腔管理の着実な実施が事務局から提示され、各職種の役割分担の明確化と医療・介護サービス間の効果的な連携の実現のための方策の実施と加算への反映が期待出来そうです。

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